日本で働くことに疲れ、旅行先で出会った景色を前に「こんな国で働けたら」と海外転職に憧れる人もたくさんいると思います。
海外転職を視野に入れ始めたら実際に何をすべきかは別の記事にまとめますが、
憧れの国で勤務が出来ると心躍らせる前に、まずは海外転職の現状を知っておくことが大切です。
どんなに好きな国であっても、その国ごとで働き方も雇用形態も異なり、その国なりの問題点なども存在しますからね。
状況を把握した上で、それでも自分が挑戦したいかどうかを一度検討すると良いと思います。
今回は、海外転職において注意すべき点をご紹介したいと思います。
転職時の注意点
転職活動に時間とお金がかかる
日本にいて海外転職をしようと思うと、それなりに時間とお金がかかります。
日本にいて海外転職をしようと思うと、それなりに時間とお金がかかります。現地のリクルーターと電話をしたり、面接のアレンジをしてもらったりする必要があり
転職活動が無事終わった場合も、ビザの取得に時間がかかるため、
転職活動を始めて無事勤務開始となるのが3−6ヶ月くらいかかります。
転職した先でうまくいくとは限らない
どんなに転職活動をしっかりして、良いところに就職できたと思っても
転職した先に実際に勤務してみると、そこはそこで問題がある場合もあります。
上司に問題があったり、皆が頭を抱えている同僚がチームにいたり
思っていた仕事と違うことをやらされたりと
面接では教えてもらえない各社それぞれの問題点も浮き彫りになってきます。
多くの時間とお金をかけて転職した先を数ヶ月で辞めてしまうことにならないように
転職先の選定には慎重になりましょう。
転職後の注意点
高い英語力が必要
資格のページでも紹介しますが、海外転職をするのに英語は必須になります。
ドイツやフランス、中国などの各国では各国の言語も必要になってきます。
英語がうまく話せないと、上司や同僚の指示もうまく聞き取れなかったり、
会議で思ったことを話せなかったりと、日々の業務に差しさわりが出てきてしまいます。
自分の英語力はビジネスレベルなのか、仕事面で通用するコミュニケーション能力を携えているか
今一度吟味してみましょう。
英語の資格は持っておいた方が良いですね。
給与が適正ではない場合もある
単に憧れの国で働けるのであればどんな仕事でもいいという気持ちで転職してしまうと
後が大変です。海外で働きたいがために給与が低すぎる仕事についてしまうと、現地での家賃を払うのにも一苦労となってしまう場合もあります。
また、物価と給与水準のバランスが悪く、自分がよいと思ったお給料をもらったとしても、物価によっては給与ではギリギリ生活できるレベルということになり全く貯金ができないということもあります。
身寄りのいない海外では、お金はとても大事です。
受け取る給与と物価水準などをきちんとシミュレーションしてから転職オファーを受ける方が賢いと言えるでしょう。
生活面での変化
生活の立ち上げが大変
海外に行くとまずはゼロからのスタートになるため、限られた予算の中で
アパートを探し、電気やインターネットの契約をし、家具を買って
会社までの交通手段を調べて、などと、生活の立ち上げに時間がかかります。
日本とは何もかも異なり、うまくいかないことも出てくるため
少しのことではへこたれないタフな精神力が必要になります。
友達作りが難しい
これまで自分がいた場所を離れて新しい場所に移動するため
友達も全くいない状態から始めることになります。
慣れない環境で相談できる友達も少ないため、人脈づくりができるコミュニケーション能力も必要になります。
日本へ帰れるのは年に1回か2回
日本にも近い韓国や中国への転職であれば週末に帰国することも可能ですが、
ヨーロッパやアメリカへの転勤になると長期休暇をとって一時帰国をすることになります。
長期休暇を取ることは難しくありませんが、飛行機代も一度に10−20万円するため
現実的には日本へ帰るのは年に1度か2度になるでしょう。
まとめ
憧れの転職に向けて準備をする中でも、きっちり足元を固めて
不安材料を少しでも少なくして臨んでいかれることをお勧めします。
このブログが参考になればと思います。
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