「自分は5人の人間の平均である」ことを意識する 【心の習慣】

コーチング

常日頃から心がけたいことの一つに

自分は自分に近い5人の人間の平均である』ということ。

この言葉は

アメリカの有名な起業家ジム・ローン(Jim Rohn)の言葉で、英語では

  You’re the average of the five people spend the most time with.

学歴や年収や生活レベルなどが自分と近い周囲の人間5人の平均になってしまう

ということです。

つまり人間は意図せずとも周囲から多大な影響を受けているため

どのような人間と付き合うかということで

自分自身も決まっていってしまう傾向があるのです

例えば、お金持ちの人とつるんでいると

お金持ちの考え方や習慣に影響を受け、

悪党とつるんでいると

悪事に手を染めやすくなる

という例だと分かりやすいと思いますが、

物理的なことだけではなく、精神的なことや自己成長に関することや

以下のような分野まで、この言葉がカバーしていると思う機会があります。

当てはまる分野

仕事への考え方、働く分野、成長スピードの速さ、野心・意欲の大きさであったり、余暇の過ごし方、家族との関わり方、お金との向き合い方など。

日々の生活で、こんな違和感を感じることってありますよね?

周りを見渡した時に保守的な大企業のサラリーマンばかりのところでなかなか起業の話を理解してもらえない。

・仲の良い友達は毎日寝て過ごしているけれど、自分は自己啓発など有意義なことに時間を過ごしていたいタイプ。徐々に話が合わなくなってきたし、お互いにいい影響がない気がする。

・子供を日本的なお嬢様学校に入れている親と、インターナショナルスクールに入れている親の違い

3番目の例のように自他ともに認める明白な価値観の違いであれば分かりやすいですが、2番のようになんとなく違和感を感じながら悶々と過ごしている人間関係もあると思います。

1番の例は、誰に罪があるという話ではないものの、やはり起業家同士でポジティブな意見交換をしている方が、サラリーマン友人に「そんなことやって失敗したらどうするの?」と言われ続けているより起業的には利点が多いでしょう。

価値観と言ってしまえば早いですが、自分を高めてくれる人と付き合うということは

パワーの源泉になります。

ある外国人の友人にその話をすると、

「あなたが教えてくれた5人の平均の鉄則について考えていたら、ステイホーム中に朝からずっとビデオゲームをしている夫を見て悲しくなったわ。私は彼との平均になりたくないのに、なってしまう。私もいつの間にか資格の勉強をしないでビデオゲームをするようになってしまって、そんな自分に自己嫌悪を感じる」

と言っていました。

家族、夫婦を含め、周囲の人間も大きな影響を与えていることは間違い無いでしょう。

この言葉を上手に使うとしたら、以下のステップを常に意識することをおすすめします。

自分が周りから影響を受けているということを認識する。

・自分がなりたいと思った人と親しくなる。

・真似したい知識や生活習慣、考え方などを積極的に取り入れる。

・自分の言動もまた他人に影響を与えるということを意識して過ごす。

成功者と親しくなりたいと思ったら、近くなることは可能ですが、成功者もまた、周りに置く人間を選別しているので、常にいい影響を与えられる人間でいようとすることが大事ですね。