5Gは5世代通信と言われ、「高速・大容量」「低遅延・高信頼」「同時多数接続」の3つが特徴として挙げられます。4Gの100倍の通信速度で、遅延はほぼなく、同時に複数接続できるようになるという、まさに顧客のニーズを最大限に叶えた仕組みです。
一方で、一般ユーザーにとってはスマホや携帯はすでに非常に満足度が高いものになっていて、これ以上特に望んでいない、という人もいます。5Gと言ってもどこにその技術を適用すべきなのか、普通の人にはわかりづらいんですね。
せっかく出てきた5Gを利用して起業をしたいけれど、どうしたらよいものかと思っている人に、起業アイディアを生み出すのに必要な力を紹介します。
技術の仕組みに詳しくなることも大事ですが、コンセプトを理解することが重要ですね。
スピーディーな情報収集力
時代の変化が早いということは、その分情報の鮮度もすぐに落ちてしまうということなので、情報収集もスピーディーに行わなければいけません。1年前に聞いた話を元に行動を起こしていてもその情報はすでに古く時代に合わないものになっているかもしれません。常に最先端の情報を自分の中に更新し続けるということが大事になってきます。
また、スピードだけではなく、情報の幅も大事になってきます。どんな情報が何に結びつくかはわかりません。一つのメディア媒体だけに偏らず、youtubeやSNSなども含めた様々なメディアの情報を常にチェックし、情報収集に関しては常に貪欲に努力を怠らないことが必須です。
時代は進化し続けることを信じる
便利なスマホやパソコンに囲まれて「もうテクノロジーは満足だ」と感じている人も多いかもしれません。これ以上特に進化を望んでいないし、周りも何も困っていなさそう・・と思ってしまう気持ちもわかります。ただ、時代はいつも進化し続ける、ことが歴史的に証明されています。時にゆっくりだったり、時に鎖国だったりと様々な形はありつつも、人間はどの時代も前に向かっています。
5Gの時代に液晶が折れ曲りフォルダブルスマホになったとしても、iPhoneが不要になり街中の液晶画面から遺伝子分析を元に自分のデータにアクセスできるようになったとしても、AR(拡張現実)やMR(複合現実)が当たり前のようになったとしても、それも進化の過程に過ぎないのです。
今が道半ばだとしたら、次はどんな時代が来るか?という問いに答え続けましょう。
現状を捉える洞察力
時代の流れが早すぎて、またテクノロジーが常に変化している時代で「今こうなっている」と現状を捉えられているということはとても大事なことです。
今、通信業界で、車業界で、宇宙産業で、金融業界で、何が起こっているかを正確に捉えられていますか?または、介護産業、医療産業、メディア産業など、自分の気になる産業でも構いません。どんな技術が使われて、どんな仕組みが現状使われているのかについて、もしそこに知識が足りないのであれば、まずは現状を認識するための知識を得ましょう。
他人のニーズを解決する力
起業をするには、よく日常生活の中に転がっている「こうだったらいいな」を参考にすると良いと言われます。
ツイッター(Twitter)を創設したジャック・ドーシーは、スクエア社という会社を創設するときも、一人の友人がビジネスにおける不便さについて漏らした一声を参考にして思いついたそうです。
「こうだったらいいな」というのは、自分にとってではなく、他人にとってどうだったら良いのか、を軸にして考えることがポイントです。
つまり、他人のニーズを解決するというのが、ひいては起業につながる、と言えます。アイディアは常に転がっていると認識し続けることが大事です。
捉えた現状を抽象化する力
捉えた現状を抽象化する力とは、その個々の事象を概念として大きな枠組みで考えられる力です。
個々の事象は固有の特徴を持っていることもあるので、一般化することが必ずしも正しいわけではありませんが、個々の事象から概念を抽象化した先に人々の潜在ニーズを満たす鍵になるものが見つかる場合もあります。
このことは、実際に起業をして成功をした人によって証明されています。例えばツイッター(Twitter)を創設したジャック・ドーシーは、ビジネスで利用されていたパソコンについていた社員のステータス表示用チャットが若者に別の方法で利用されているのを見て、ツイッターを思いついたと言われています。
その状況を見て、
「この若者たちは無駄な会話してるなあ、あんな使い方して間違ってるじゃないか」
と考えるのではなく、
「多くの人は、自分の現在の状況を即時に他人に伝えたいという欲求がある」
と抽象化して考えることができたら、そこにビジネスチャンスが生まれます。
状況を抽象化して捉える力というのは、ニーズを見抜く力に繋がります。
アイディアをシンプルにまとめる力
5Gの世界は高い技術を使うため、一見複雑に見えがちです。一方で、叶えたいニーズは割とシンプルに表現できるようなことが多かったりします。
多くのアイディが出てきた時に、そのアイディアを複雑に捉えるのではなく、よりシンプルにまとめる力というのが大事です。
世の中の人に使ってもらいたいサービスを提供する際に、難しい言葉でしか説明できないサービスであれば人々は理解できません。
実際の裏側の技術は少し複雑だとしても、ニーズ(=起業アイディア)と解決方法(=サービス内容)はシンプルにまとめておくと、より人々に浸透しやすいでしょう。
気軽にやってみる行動力
アイディアが決まり起業する道筋ができたら、一番大事なのは「とりあえずやってみよう」という気軽さです。
リスクや資金問題、様々な手続きや周りからどう見られるか、など色々気になることがあるのもわかりますが、やっていくうちに見えてくるものもたくさんあります。
気軽にやってみる行動力、つまりまずはできることからやるとやりながら考えるという姿勢でトライしてみましょう。
まとめ
人工知能の時代は職がなくなる大失業時代と言われ、起業について前向きに考える人も増えています。一方で、起業において必要なスキルは従業員として必要なスキルとはだいぶ異なるため、まずは必要なスキルを認識する必要があります。
以上、5Gの時代に起業アイディアを生み出すのに絶対に必要な力7つでした。
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