ビジネスにおいて、現代は『ソフトスキル』の必要がこれまでにないくらい必要とされています。
ソフトスキルとは、コミュニケーション能力やリーダーシップ能力のように、評価しづらいけれどビジネスを円滑に進めるのに必要とされる人間力のことです。
語学力、パソコンスキル、エンジニアスキルなどの可視化されているハードスキルという言葉との対比で使われます。
海外では重要なソフトスキルは7つあると言われています。実際にはもっとあると思いますが、今回はその7つをご紹介します。
リーダーシップスキル
海外ではリーダーシップというのはとても高く評価されます。
リーダーシップスキルというと人の上に立ってぐいぐい引っ張っていくイメージがありますが、実際は、相手の話を聞いて皆の意見を取りまとめたり、次の一歩を踏み出すための提案力であったりします。
人を動かすというのは、力づくではできません。無理やり引っ張ったとしても、心地よくなければ周りはついてきません。 リーダーシップには言わずもがな共感力や聴く力などの高い人間力が必要となってきます。
コミュニケーション能力
コミュニケーション能力というとざっくりし過ぎていますが、要は物事を円滑に進めていく力です。
特定の人とのコミュニケーションにいつもつまづいたり、感情的になって敵を作っているのでは話は進みません。
相手との対話において、相手を受け入れながら自分を表現していくというWin-Winの対話ができる人というのが重宝されるでしょう。
問題解決能力
ビジネスに問題はつきものです。うまくいっている時は笑顔でも、問題が起こった途端にパニックになったり同僚を責めてばかりいたのでは組織は簡単に崩壊してしまいます。
ミスがあった時に「誰がやったの?」ってすぐいう人がいるけど、あの発言は全くポジティブな職場環境作りに貢献してませんね。
問題が起こった際にも冷静さ保ち、問題解決に向けて建設的に一歩一歩進んでいける力が評価されます。
具体的には、感情抑制能力や、ゴールに向かう道のりを詳細に立てられるか、というスキルになります。
チームワーク
海外であっても、チームワークというのは会社であればついてまわるものです。
ワンマンプレーや責任感のない行動、他罰的な態度の人がいると、チームワークが成り立たたず、仕事に取り掛かる以前に同僚とのやり取りだけで精神疲労してしまいます。
個人で自分の仕事に責任を持って働きながらも、チームとしても同僚と連携して心地よい仕事環境を構築することができる能力は海外であっても必要になります。
柔軟性・適応力
海外では特にこの能力は必要になります。 めまぐるしく変わるビジネス・組織・人事異動や仕事内容に沿って、柔軟に対応していく力です。
毎回上司や同僚が変わるたびに不満を言っていたり、プロジェクトに変更があるたびにつまづいていたら、先に進むことはできません。
真面目に頑張っていると既存のものに愛着がわきすぎて変化を柔軟に受け入れづらい人というのは多くいますね。頭の切り替えができる人が一歩前に進めるんですね。
個々の変化を柔軟に受け入れ、新しく頑張っていこうという考え方が大切です。
職業倫理
職業倫理というのは、規約や法律としては必ずしも記載されていないものの、守るべきマナーや規律です。
会社の為に働く、お客さんの為に働く、ベストを尽くす、人が見ていないところでも手を抜かない、など、個人個人に任されている部分をどう高い志を持って仕事と向き合うか、が問われます。
インターパーソナルスキル
インターパーソナルスキルとは、その名の通り他人との人間関係構築力です。
コミュニケーション力と重なりますが、一対全体というコミュニケーションというよりは、個人間の対話における伝える力です。
人と人との対話において、相手を受け入れいかに自分の意見を伝えていくか交渉力とも関係するでしょう。
まとめ
ビジネスに必要なソフトスキルは多岐にわたり、日々の業務のあらゆる場面で個別に必要になっていく能力です。
いくら仕事ができてもソフトスキルが低い人が多い職場では、同僚とのトラブルに1日追われて組織として全く成り立たないという状況ができるため、トラブルメーカーは企業としても避けたいと考えています。 また、人間力の高い人はやはり魅力があるため、最終的には求心力があります。
ハードスキルと同じくらいソフトスキルを磨いていきましょう。
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